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53団|菊座南瓜育て(SDG‘s 食料)


茨木市千提寺の農家の方から、日本カボチャの菊座南瓜をいただいたことから、始まりました。

 

「このカボチャは食べ終わっても、※F1種ではないので、種を採種して、植えれば、実がなり、収穫でき、また食べられますよ。」と教えていただいたので、カボチャを切ってワタと種を取り出して、種を洗って、苗床をを作って、植えてみることにしました。

 

※植物の種には、自家採種などによって代々植物の持つ性質や形といった形質が受け継がれた「固定種」、異なる優良な形質を持った親をかけ合わせて作る「F1種」という2種類があります。固定種は、その品種がその地域の気候や風土に適応しているのが特徴ですが、形状や収穫時期にばらつきがあり、形や味などが多様性を 有しているので不ぞろいというのも特徴です。

 

日本カボチャの菊座南瓜
日本カボチャの菊座南瓜

2週間もすると芽が出て、すくすくと育っていきます。予想以上の発芽率で苗が作れたので、我が家の畑だけでは植えきれません。

 

そこで、スカウトたちに声をかけると、3人のスカウトが苗を引き受けてくれました。

 

ゴールデンウイーク明けに、苗を畑や花壇やプランターに植え替えて、成長を見守りました。6月には葉が茂ってきて、7月には、つるが伸び始めました。このころでしょうか、この夏の猛暑のせいでしょう。プランター栽培の株が、力尽きてしまったようです。

 

地植えの株は、花が咲き、小さな実がつき始めました。ところが、お庭栽培の株のせっかくの結実が大きくならず、ぽろっと落ちてしまい...残念ながら…

 

残るは畑の株。8月末、畑の3玉のカボチャが幼い子どもの頭くらいの大きさになり、泥除けに藁を敷きました。9月、実が緑から黄色(薄いオレンジ色)に変わり、10月、つるがコルク化して枯れてきたカボチャを収穫しました。

 


農家ではなくても、収穫した作物の種は採って、保存しておくことができます。皆さんも小さなシードバンカーになりませんか?日本南瓜の美味しさを味わってみてください。美味しさを知ることで、未来の食を救う一歩になればと思います。

ガールスカウト大阪府第53団

所在地:茨木市